共産党は名前を変えた方がいい

野党各党は猫の目のように党名を変えているのに、共産党のみは変えていないのが 自慢のようである。共産党の名はマルクスエンゲルスの「共産党宣言」から来たのであろうか。 しかし、今や全くの時代遅れである。共産党と言うとまず、ソビエトソフホーズ(国営農場)や コルホーズ(集団農場)を想起させる。そこでは収穫は平等に分けるので、よく働いても、 そうでなくても取り分は同じである。そうすると、よく働く人はやる気をなくする。それでそうした システムは崩壊した。中国共産党は鄧小平の前、一部個人営業は認められていたが、 殆どは国営企業であった。そこでは計画経済で、マーケット・リサーチなどせず、売れようが 売れまいがノルマとして上から与えられた個数を生産していればよく、それで給料をもらって いた。当然ながら非効率で赤字体質であった。 (国営企業は設備が古く、需要に見合わぬ過剰生産で、今もその体質は変わらない)。 しかし、鄧小平が「先に富める者から先に富め」の大号令で、個人は大々的に個人営業を認められ 自分の才覚と努力で頑張れば自分が富めると分かり、更には日・米・欧からの技術導入もあり、 今や世界第2のGDPの経済大国になった。そのように人間はインセンティブがなければ働かない のが本性で、共産主義とは相容れない。中国は政治は共産党一党支配であるが、経済は完全に 資本主義である。拝金主義が蔓延している。 日本の共産党は、その名前に固執する限り、既に人類史に於いて失敗の歴史のある 上述の共産主義が理想とみなされ、殆どの日本人から拒否反応が出るのである。 共産党は政策などを聞いていると、いつも大企業優遇に反対で、中小企業、労働者、経済弱者の 味方のようである。(中小企業が、景気が良くなって大企業になったり、労働者が豊かになったら 皆共産党から離れて行くが、そうなればお役目御免と言うことか?) 変える名前の候補は、労働党(イギリスやオーストラリア等にあり)、大衆党、民衆党、 国民党(これは中国で共産党に敵対していたのでダメ)、庶民党等がある。 今回の参議院選挙では共産党を含む野党統一候補を出すことで、共産党も少しは頭が柔らかく なったようである。これを契機として、私のアドバイスにも耳を傾け、党名変更に考えが至れば 今後発展すること間違いなしである。

一方、民主党と維新の党の合流時、それぞれの頭の1字をとって「民・維」、 即ち「民意」党とするよう提案した(民主党・岡田代表にハガキを出状)。 政治は国民の民意を汲み上げてこそ国民から理解、支持されることになるのに 「民進党」とは意味不明、台湾の真似でいただけない。