『三浦九段にも責任あり』

三浦九段が将棋対局中に不自然な離席をし、スマホの将棋ソフトを使って次の一手を調べているのではないかと言う疑惑が出た所謂ソフト不正騒動であるが、第三者調査委員会の報告書でその証拠はなかったと判明した。それで三浦九段は被害者然とし、金銭的被害の補償を弁護士に任せているとのことである。しかしそれはオカシイ。疑惑を指摘したのは久保九段、渡辺竜王他であるが、彼ら自身が不正の疑惑を受けたことはあるか? ないであろう。一方で三浦九段は疑われた。何故30分とは言えないまでも長時間離席をして疑われるようなことをしたのか? 休むなら対局室でも出来たであろうし、トイレなら数分で戻って来れたであろう。

故事成語「瓜田に履を納れず」「李下に冠を正さず」を知らなかったのか? それが全ての元凶で結果的に日本将棋連盟執行部は拙速で竜王戦の判断を誤り、谷川前会長は体調不良に陥った挙句、会長職を辞任するに至った。三浦九段の無知による疑惑行動が将棋連盟に大変迷惑を掛けたのであり責任は免れない。三浦九段の復帰戦では対策としてボディーチェックをするとのことだが毎回という訳に行かないし、要は将棋連盟は全棋士が疑われることの無いよう上述の故事成語を教育し徹底することである。

なお、三浦九段はA級順位戦で不戦敗になる前に1勝3敗で、言っては何だが降級候補だったのが今期は降級1名(森内九段となった)とし、三浦九段は来期のA級の地位を保全されている。これは金銭に代えがたい大変な厚遇・補償を得たと言える。

 

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