『将棋は「指す」』

本日、下記を日本将棋連盟に転送したが、将棋を愛する皆さん、機会があるごとにテレビ局に「将棋は指す」のだと連絡してもらいたい。

 

下記はほぼ2年前、藤井聡太四段が28連勝(最終的には29連勝)して第1次ブームの時、朝日新聞「声」に投稿したが採用されなかったものである。

 

2017年6月22日                     

 14歳中学生棋士藤井聡太4段の歴代1位タイの28連勝(6/21現在)で将棋が大ブームである。各テレビ局で取り上げられ、私もチャンネルをハシゴして観ている。そこで気になるのがテレビのキャスターやコメンテーターは殆どが将棋を知らず「将棋を打つ」と言っていることである。男の子は、私もそうであったように普通は小さい頃から将棋に親しんでいると思うのだがそうではないのだろうか?「囲碁は打つ」だが「将棋は指す」と言うのである。正しい表現をしないとテレビを観ていて大変な違和感を覚えるし、無知な人ばかりで何故少しは事前に専門家に聞くなりして学習しないのかと腹立たしい。日本将棋連盟も各テレビ局に正しい表現を使うよう申し出るべきである。

                  ー完ー

 

6/28は棋聖戦5番勝負・第2局で渡辺棋聖に勝ち2連勝とし、6/29の各テレビ局では次局に最年少タイトルに王手を掛けたと大騒ぎである。そこで残念なことは、相も変わらず皆「将棋を打つ」と言っていることである。

明日(7/1)、明後日、藤井七段は王位戦7番勝負・第1局で木村王位と戦うが、勝利するとまた各テレビ局で今度は2冠の話で盛り上がることになろう。その時も「将棋を打つ」と聞かされてはウンザリする。