『中国全人代反対者は誰だろう』

中国全人代は5/28閉幕したが香港で反体制的な言動を取り締まる「国家安全法制」の導入に関する決定が採決された。結果は賛成2、878票、反対1票、棄権6票、無効票1票であった。その結果、全人代常務委員会が関連法案の制定作業に着手し法律は早ければ8月にも可決し、施行される。これは「香港人が香港を統治する」との原則の下、維持されてきた「一国二制度」は危機に立たされることになり米国を始め旧宗主国の英国は強く反発している。ここで興味を引くのは反対票を投じた人物である。どの省の誰なのだろう? 新疆ウイグル自治区か香港の民主派なのだろうか? 次いで棄権者についてである。無記名投票だったのだろうか? もし記名投票だったとしたら大変な勇気の持ち主と言える。どういう状況にあったのか世界のマスコミはこの勇者を詳しく取材しその名を世界に広めてもらいたい。トランプ政権は制裁関税を掛けると外圧を表明しているが世界各国も法案を廃案に至らしめるべく勇者、及び勇気ある仲間を更に増やすよう中国国内への支援を願いたいものである。勇者にはノーベル平和賞授与も視野に入れてもいいのではなかろうか。