「ジャイアントパンダ赤ちゃん名前の一考察」

10/9、朝日新聞朝刊記事

f:id:hondatad:20211014083533j:plain

 

10/12、朝日新聞「声」欄に下記を投稿したが採用されず。(中国語を学んでいない)日本人は誰も知らないようだが「シャオ」と全く同じ発音で別の漢字もあるということである。

記:

上野動物園の双子のジャイアントパンダの名前がオスは「シャオシャオ(暁暁)」、メスが「レイレイ(蕾蕾)」に決まった。ここに名前について考察してみたい。

中国語には四声(しせい)と言って第一声~第四声は四声があり、イントネーションが異なる(*)。

シャオ(xiao)と同じ発音では

(第一声):「梟」、「消)」、「宵」、「削」

(第三声):「暁」、「小」

(第四声):「孝」、「校」

よって、「暁」と全く同じ発音に「小」がある。

イントネーション違いには「梟」、「消」、「宵」、「削」、「孝」等がある。

他にシャオ(shao)として

(第一声):「梢」、「焼」

(第三声):「少」

日本人の発音でシャオは「暁」以外、「小」や「少)とも同じ聞こえる。よって「シャオ」は必ずしもいい名前とは言えない。

また、レイは

(第三声):「蕾)」であるが

(第一声):「雷)」がある。

 

(*)中国語小辞典、鐘ヶ江信光編、大学書林発行より

第一声:始めから終わりまで同じ高さ

第二声:低く出て急上昇する

第三声:一度低めてから更に上昇する

第四声:高く出して低く消える

 

10/12放送、NHK総合・ニュースウオッチ9より

命名には日本パンダ保護協会・名誉会長・黒柳徹子さんが関わっているようである。

f:id:hondatad:20211014084858j:plain

f:id:hondatad:20211014084918j:plain

f:id:hondatad:20211014084934j:plain

f:id:hondatad:20211014084955j:plain

f:id:hondatad:20211014085018j:plain

f:id:hondatad:20211014085034j:plain