10/9、朝日新聞朝刊記事
10/12、朝日新聞「声」欄に下記を投稿したが採用されず。(中国語を学んでいない)日本人は誰も知らないようだが「シャオ」と全く同じ発音で別の漢字もあるということである。
記:
上野動物園の双子のジャイアントパンダの名前がオスは「シャオシャオ(暁暁)」、メスが「レイレイ(蕾蕾)」に決まった。ここに名前について考察してみたい。
中国語には四声(しせい)と言って第一声~第四声は四声があり、イントネーションが異なる(*)。
シャオ(xiao)と同じ発音では
(第一声):「梟」、「消)」、「宵」、「削」
(第三声):「暁」、「小」
(第四声):「孝」、「校」
よって、「暁」と全く同じ発音に「小」がある。
イントネーション違いには「梟」、「消」、「宵」、「削」、「孝」等がある。
他にシャオ(shao)として
(第一声):「梢」、「焼」
(第三声):「少」
日本人の発音でシャオは「暁」以外、「小」や「少)とも同じ聞こえる。よって「シャオ」は必ずしもいい名前とは言えない。
また、レイは
(第三声):「蕾)」であるが
(第一声):「雷)」がある。
(*)中国語小辞典、鐘ヶ江信光編、大学書林発行より
第一声:始めから終わりまで同じ高さ
第二声:低く出て急上昇する
第三声:一度低めてから更に上昇する
第四声:高く出して低く消える
10/12放送、NHK総合・ニュースウオッチ9より
命名には日本パンダ保護協会・名誉会長・黒柳徹子さんが関わっているようである。