に続く。
NHKラジオドラマ
「君の名は」
放送期間は、1952(昭和27)年4月10日から1954(昭和29)年4月8日。毎週木曜20時30分から21時までの30分放送。全98回。
番組の冒頭で「忘却とは忘れ去ることなり。忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ」というナレーションが流れた。
放送時間中は銭湯の女湯が空(から)になったと言うエピソードがある。
昭和28年
君の名は
作詞:菊田一夫
作曲:古関裕而
歌: 織井茂子
1番
君の名はと たずねし人あり
その人の 名も知らず
きょう砂山に ただ一人来て
浜昼顔に きいてみる
2番
夜霧の街 思い出の橋よ
すぎた日の あの夜が
ただ何となく 胸にしみじみ
東京恋しや 忘れられぬ
3番
海のはてに 満月が出たよ
浜木綿の 花の香に
海女は 真珠の涙ほろほろ
夜の汽笛が かなしいか
(懐メロ番組で織井茂子さんが登場する時、1番と3番が歌われることが多いが、2番が一番気に入っている)